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2022年03月19日

‟れんげじスマイルホール”でレッスンが始まります♪

ある時、英語リトミックに初参加の親子がきてくれた。他のお子さんが静かに参加するなか、その男の子は「ギャ~、ギャ~」泣いて教室から逃げようとした。お母さんは慌てて追いかけて、なんとか嫌がる男の子を引き戻した。だけど、やっぱりだめ。

開始5分でまた大きな声で泣き出した。お母さんは限界と感じたのか、他の参加者に申し訳なさそうにドアの外にでた。

私は息子の子育てで同じ経験をしたことを思い出した。他の参加者に申し訳ない気持ちと、「なんで、うちの子は他の子と同じように大人しく座っていられないんだろう」という何とも言い表せない気持ち。激しい場所見知りと超~人見知り息子の子育ては本当に大変だった。

その日から、ママたちが「他の方に申し訳ない」と思わなくていいような、子供たちがたくさん体を使って英語を覚えられるレッスンができないか考えた。情報を集めていくうちに、幼児体操教育の資格が取れる講座を見つけた。保育園で勤めていた経験もあるし、陸上部だった経験もある。運動神経は結構いい方だから楽勝だと思った。

自宅で幼児の身体について学び、筆記試験と実技試験は2日間かけて東京で行われる。こうして私の勉強生活がまた始まった。資格取得に何ヶ月もかけている時間なんてない。一発合格を狙って睡眠時間を削った。数ヶ月後、勉強と育児と仕事に追われてボロボロになった体を引きずって東京へ向かった。ボストンバッグには、ダサいジャージと体育館シューズ。出発当日は第二教室のオープン日。「よりによって、何でこんな忙しい日に行くんだ」と主人に言われたが、私には他の選択肢が頭になかった。

「絶対合格して帰るから行かせて」と懇願して行かせてもらえた。会場に着くと、全国から50人くらいの人が集まっていた。ほとんどが保育関係に勤める20代の人たちだ。

到着して早々、ジャージに着替えて実技講習が始まった。跳び箱、鉄棒、マット運動、リズム運動。生徒の指導方法と補助の方法をイチから学ぶ。朝9:00から10時間ぶっ続けで練習。居残り練習もして、着替える気力も体力もない。ジャージのまま電車に乗り込み宿泊先に着いた。ホテルに着いた後は、翌日に備えて一人で深夜まで練習した。正直なめてた・・。翌朝は筋肉痛で体中が痛い。ジャージで東京駅を歩きながら、きっと報われる日が来ると信じた。9:00に集合して、実技試験の16:00までひたすら練習が始まった。掛け声、指先の位置、かかとを置く位置、補助する腕の角度まで厳しい指導が続く。17:00。筆記試験と実技試験を全て終えた。やっと帰れる、そう思ったら泣けてきた。

それから数日後、合格通知が届いた。

https://www.instagram.com/p/CbP82zKpUwl/?utm_medium=copy_link

『おやこ英語たいそう』は、こんな子育て経験から生まれた。

ママは子供が自由に動き回ろうと何も気にしなくていい。

‟温かい世界がここにある”と思うと幸せな気持ちになる。

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